2014年まとめちゃいます

読んだ本、観た映画、観た絵画など。

■今年読んで面白かった本

・男のパスタ道
今年一番面白く読んだレシピ本かもしれない。というかレシピ本なんて基本買わないんだけど、これは本当に面白かった。レシピ本なのに。詳細の感想はこの記事にて。

・模倣の殺意
今年はなかなか読書が出来なかった中、思わず一気読みしてしまった本。面白かった。そのトリックには本当に驚かされて。私が産まれた頃に書かれた小説だったのですが、当時にしてはホント斬新過ぎて受け入れられなかっただろうなぁと思う。
Amazonのリンクはこちらよりどぞ。

他にもちょこちょこ読んではいたんだけど、再掲するほどのものもなかったような。マンガも結構手を出してみたものの1巻以降買わなかったものばっかりで(結局惡の華も買わず仕舞)、読書の時間を作らなかったというよりは継続して読める本などに出会えなかったり継続して読む気力がなかったりというか。
その代わり旅のラゴス孤独のチカラ孤高のことば、などを読み直していたり。
あ、今枕元にはゲド戦記を。休み中に全巻読み直せるといいな。

■今年観て面白かった映画

・仁義なき戦いシリーズ
今更感丸出しですが、これは本当に良かった。文太さんはもちろん、小林旭の(なんでこの人は呼び捨てなんだろう)沈着冷静な態度にヨロヨロしてたりしてました。このシリーズに出ている俳優さんの大半が現在大御所と呼ばれるような方々なんだけど、それはもう監督の目利きなんでしょうね。出世作というよりもきっと大物になるという俳優さんたちが集まってきてしまった映画なんでしょう。そんな気がします。んでもって観た時に書いた記事でも触れているんだけど、やはり「住む世界」って関係性に於いて本当に重要なんだなぁと思いました。ヤクザの女だって言っても所詮女は女であって、「ヤクザ」ではないもんね。
誰だったか、きっとバイト先のお客様と話したんだと思うんだけど、私がこの仁義なき戦いシリーズを渇仰するのはきっと入り込めない世界として認識しているからであって、それは今流行りのボーイズラブにハマる女性(腐女子)と同じなんだ、と。男性性というものにあこがれているのかもしれなくて。
詳細な感想はこちらより

楽しみにしていたマチェーテキルズはあのおバカ感が大衆向け用に薄められてしまって正直物足りなかったのであえてここには書かず。なんか残念でした。昨日観た「複製された男」は面白かったかどうかで判断するとそんなでもなく。ジェイク・ギレンホールの演技は素晴らしかったから良かったけど。

■今年観て感動した絵画

・ラファエル前派展
詳細な記事はこちらより
この記事内に貼った尼さんの目にね、どうも本当に射抜かれた感がずっと残っていて。
美しさの基準ってその人の中にあればよくて、と最近思うようになって。というのもこの展示でたくさんの美しい女性を観たけれど、その美しさって造作なのか表情なのか結構悩んだりしまして。そりゃ見た目も美しい方がいいだろうと思うけれど、けれどもね、色気も憂いも、目を伏せる事で表せるんですよ。んでもその所作は内にその高揚も哀しみも持っていないと出来ないものだから。その「内」をちゃんと持っていたいなと思うんです。

今年は観に行く事も少なかったし実際描くこともほとんどなかったから、来年はもう少し積極的に行こうと思います。
そうだティム・バートンの世界展観に行かなきゃと今公式サイト開いたら「本日の入館受付終了しました」と。まだ10時前ですよ…4日までやってるそうだけど、諦めた方がよいかしら…。

**********
読んだり観たりでの感動よりも、今年は歌だったり伊豆大島だったりで受けたもの方が大きかった気がします。
特に三原山の砂漠は生涯忘れられない感動だと思います。
第九のステージもね(厳密にはステージじゃなかったけどね…とまだ言う)。

明日バイト先の忘年会があって年内の色々はおしまい。
きっとこれが今年最後の更新になるかと思われます。
今年一年お世話になりました。
良い年をお迎えください。