伊豆大島へ行って来ました
初日は冷たい風に時折雨が混じりましたが、翌日は汗ばむほどの快晴でした。
所属する合唱団の女性たちと行ってきました。
なんでいきなり伊豆大島だったかと言いますと、伊豆大島はロードバイクの聖地とも言われているそうで島を一周できる周遊道路が完備されており、景観も良いからなんだそうで、そこに行ってみたいという話から至りまして。
三原山は曇っていてとても寒かったのでした。
わざわざトレッキングシューズ履いていきましたが、山頂までも舗装されているのであまり意味がなかったでした。
今回行きたかったところのひとつがこちら。
三原神社という神社で、詳細は玄松子さんのところへリンク。
由緒にも書いてあったんだけど、引用
これまでに溶岩が火口より砂漠へ流れ出した のは一九一〇年~一九二三年(明治大正)と 一九五〇年~一九五三年及び一九八六年(全 島民避難)の噴火である。三原神社はこの昭 和の大噴火による溶岩流も「なぜか」神殿を 避け直前で両側へとながれを変えている。こ れこそ古代からの信仰である御神火のなせる 業ではないだろうか。不思議の一言につきる。
本殿手前の辺りはなんだか整備した感が丸出しなのでホントかなと思ったのですが、背後を覗き込んで、なるほどと納得。溶岩で一部焼けたようですしね。
この神社はこの「業」のおかげでパワースポットごにょごにょとして有名になったらしいのですが、誰もいませんでした。
そもそもここまで来るのに数人しかすれ違わなかったし。
(朝到着したフェリーではものすごい人たちが下船して大島に上陸したっつーのにさ)
そして火口。
伊豆大島は「リング」「らせん」の主人公(?)貞子出生の地ということで(リング読んだのにもうすっかり忘れてた!今山村貞子のwiki見てそういえばそんなくだりあったなーという程度(;^ω^))すが、私はどうしても高橋たか子氏の「誘惑者」の方が印象的で。主人公と二人の同級生のその抱えるそれぞれの「闇」をここで見出したかったのでした。
この誘惑者はいつ読んだのかわからないけど、放浪記とともに何度も読み返す本であって。
「『死にたい』のではない、『生きていたくない』のだ」
この違いと、その境界線がどこに在るのか。私は生涯わからないと思いつつも、その境をもしかしたらここに来たら見られるのではないかと思ったりして。
ここから噴煙をあげて大量の溶岩を流出させながら、まさに地球の生命活動を目の当たりにできる場所が、なぜこんなに死に直結する場所になるのかが私は本当に不思議でしょうがない。ここで命を終わらせることに共通した何か意味があるのかしら。引き寄せられる(魅入る、という表現の方が適切かも)感覚も無きにしも非ずだったけど、私はまだ世を儚んでいないし夢もやりたい事もたくさんあるので、ひとまず退散。風も強かったし。
奇しくもなんだかんだで毎年活火山へ行っているのですが(去年の高千穂は直接活火山じゃなかったけど、隣の韓岳が活動中ということでくくっておいた)、三原山の溶岩はまだ生々しさが残っていて。昭和の噴火の際に流れ出た溶岩の上に戻ってきた緑がとても美しく。
火山てなんて美しい現象なんだろう。火を噴く山から疲れ果てて鎮まったところに萌えいずる草花。ヒトには到達できない極地で営まれるから、憧れのような感傷で見つめるからなのかしらね。
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食べ物はなんでも美味しかった!
伊豆大島名物といえば「べっこう」と「明日葉」で、明日葉は天ぷらしか知らなかったのですが、他にも料理に使えるので堪能してきました。
まずべっこう。
島唐辛子を漬けた辛い醤油に白身魚を漬けた、ようは「ヅケ」のようなもの。
ねっとりとした食感に、日本酒が進みまくりんぐでした。
これやりたかったので島唐辛子買って帰ってきたし。
明日葉は胡麻和えと島海苔の炒め物と。
こちら胡麻和え。島海苔との炒め物は写真撮ってなかったので。
胡麻和えは普通に茹でて胡麻和え手順で大丈夫な感じ。
島海苔の炒め物は先に明日葉炒めてから島海苔→ちらっと醤油、くらいかな。
これも酒がすすむくんでした。
伊豆大島って呑んべの聖地でもあるんじゃないか?
これは例外で、明日葉のアイスクリーム(笑)
繊維邪魔過ぎ(笑)
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息子は聖地を堪能してきたようでした。
両日で200kmも走ったようで、初日宿に着いた瞬間から寝落ち、食事して気絶、みたいな感じでした。
でも翌日も元気に昼過ぎまで走り回り色んな写真撮ってきてました。
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あとは写真羅列→解説で。
2日間で300枚近く写真撮りました。
宿から見えた富士山。
夕方になって天候が変わって見えるようになりました。
三原山では下界なんてまっちろだったのに。
翌日の元町港。
晴れ渡る空と伊豆半島と海。
三原山は晴れるとこんな感じ。
大島空港滑走路で、富士山と飛行機。
(いおすの上にあいぽん乗せて動画も撮りながらという大道芸みたいな事してました。ので動画にはシャッター音がしっかりと)
蝶2種。
いおすのいいところは(今現在では)追いかけて撮ってもなんとか見られる写真が撮れるところかもしれん。
さすが。
買って良かったと思う。写真撮るの、楽しいもん。
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今回お世話になったところ
▼おともだち(初日昼ごはん食べたところ)
http://tabelog.com/tokyo/A1331/A133101/13026028/
▼源泉かけ流しの宿くるみや
http://ooshima-kurumiya.com/
▼雑魚や紀洋丸 (ざこやきようまる)(夜ごはんたべたところ)
http://tabelog.com/tokyo/A1331/A133101/13026027/
▼愛らんどセンター 御神火温泉(到着後に入った温泉)
http://www.town.oshima.tokyo.jp/highlight/gojinka.html
こんなところかしら。
今日は筋肉痛でだるだるです…。
2014年9月22日 11:43 AM | カテゴリー:chorus, eat/drink, private, Shintoism/Buddhism/Folklore | コメント(0)
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