バスツアーで秩父三社へ(三十槌の氷柱と)

三社巡りというよりもカイコとオオカミをごにょごにょしたかっただけでした。

結婚記念日の両親が日帰りバスツアーで秩父三社巡り行ってくるというので、えー私も行きたいーって言ってみたらキャンセルが出たのでと追加で申し込んでもらいました。
秩父三社とは、宝登山神社秩父神社三峯神社をまとめたもので由緒にあまり絡みのないところからいつぞやからまとめてしまったものだと思われます。秩父方面のおっきな神社総称、というところで。
こちらの三社、特に三峯神社は交通の便があまりよろしくないため、自力で行くには結構気力が要るようでなかなか行く機会がなかったため、今回はしかも自宅最寄り駅からバスに乗ってるだけで連れて行ってもらえるため(笑)キャンセルがあってよかった!というところでした。
三社とも既に来訪済なのですが、三峯神社は上記の通りのため2006年夏以来のようでした(今過去の写真漁ってみて確認)。

今回何がしたかったといえば養蚕信仰関連と狼信仰のお札が欲しかっただけなので(あとつららのところで石拾い)詳しい参拝記録は割愛しちゃいます。
まずは宝登山神社で受けたご眷属お姿神札。

あるのは知っていたのでニンマリとしながら「お姿札をお願いします」と言ったんだけど、ここでふと養蚕信仰のコミュニティである方が言っていた「養蚕振興にまつわるお札とかありませんか?」の言葉を思い出しまして。
んでもどうみても明らかにアルバイトな巫女さんに聞くのも悪いなぁと思ってお姿札だけ受けてきました。

続いて秩父神社。

と言いたいところだけど秩父神社ではちゃんと「養蚕信仰にまつわるお札とかありませんか?」と聞いたのになかったんです…。
「んー今あるかなぁ…」と社務所奥へ行きごそごそと探して戴いたのですが「ないですねぇ」とのこと。
ちょっと待て、「今は」って言ったよね?そして探しに行ったよね?ってことはあったんじゃん。
ないわけがないと思ったんだけど、今はないんだ。それはそれで残念だけど、「ない」ってきっぱりではなかったことで、もしかしたら復活する事もなきにしもあらず、だもんね!(前向き)そんな時期に期待して、妙見グッズも木札しかなかったため(前回受けてきた「破魔弓矢」なるものはもしかしたら期間限定だったのかしらん)上記写真の繭のお守りをせめてもの記念として受けてきました。
バスの中で「不本意。チョー不本意!」とぶんむくれていたのはナイショです。

大本命?の三峯神社には社務所表にしっかり並んでおり、他の火伏とかのと同じような扱いでした。

嬉しいねぇ。
更に応対してくれた巫女さんに「養蚕されているんですか?」と聞かれる始末(笑)
そりゃそうよね、きっと受ける方も少ないだろうし。「養蚕信仰を研究している団体に所属しておりまして」なんてことを言ってみましたが単に欲しかっただけで本当に申し訳ないです。

こちらにはもちろん、お犬様(オオカミ)もいましたよ。

せっかく?なので、宝登山神社のお姿と三峯神社のお姿を並べてみました。

右が阿、左が吽で石の上で向き合っているという構図は同じようですが、版元が違うのか、盛大にアレンジしたのかちょっと悩ましいところ。
でも犬と違って痩せ細って貧弱な印象の身体つきは同じもののようです。かっこいいなぁ。

おまけですが、三十槌の氷柱では河原の石が見事に凍り付いてしまっていてめぼしい石は全く拾えず。
仕方ないので水の中に手を突っ込んでやっとの思いで拾った3つばかしを持って帰ってきました。
氷柱の背後は岩肌に斜めに線が入っているのが見えるので、ここは地層が見える「露頭」なんだろうなぁと思います。
ライトアップよりも露頭の方が見たかったな。