なにかいる。

本当は今頃カンバスに山盛りフタロシアンブルーを塗ったくっていたと思われるのですが帰宅してご飯を作っている間に呑み始めてしまってとりあえず下 書きの(というか忘れないように書き留めておく程度)さらさらっとで終わらせてしまったんだけどそれ実は本望じゃないのよ!ということを書いておきたく て。
今日、昨年末に最後の忘年会をコッソリ開催したお店で酔った勢いで(或る意味)ナンパしたご夫婦のご主人の主宰するイベントがあったので行ってきました。
(なんか色々ニュアンス違う気もするけど…まいっか)

で、自分もアーティストのはしくれなんていうとおこがましいので言わないけど(じゃあ消せよという)創作に関してはこだわりがあるので「自分に置き換えてみる」「自分目線じゃない別の目線を想定する」とか色々やるのですが、今日のイベントについては想像の範疇外でした。

▼大橋可也&ダンサーズ
http://dancehardcore.com/index.shtml

ひっさびさに絵の神様が降りてきました。
というか、絵の神様が降りてきたというよりも、あの場にいた「phantom」がずっとあたしの真皮に爪を立てているようで、その爪が描け描けと言っているようです。
嗚呼あの場に居なかった方にはわからない比喩で申し訳ない。
ど う言ったらいいのかな。観ないとわからないだろうし、観てもわからないだろうし、その「わかるわからない」は個人なんでどうしようもないんだけど、あたし があの場に居て感じたphantomは攻殻機動隊でいうところの「ghost」であって、小谷元彦氏の美術展で感じた感覚を彷彿として、嗚呼もどかしい、 うまくいえないのがつらい。
ダンサーズのもがく手の先にあるのがなんなのか、視線の先にあるのがphantomなのか、大橋さんの世界を今日始めて知ったばかりのわたしにはわからないけれども、そこにある「何か」はわたしの「何か」をざわざわと刺激するものであったのには変わりなかったのでした。