夢の第九2014

今年で3回目の夢の第九でした。

今年は例年の国際フォーラムではなく代々木第二体育館での開催でした。
私は今回やっとステージにて第九を歌うという夢が叶う!と大はしゃぎしていたのですが、いざ現地へ行ってみてびっくり。

ステージじゃないじゃん…。

そりゃそうよね、体育館にステージあるのって学校の体育館だけよね…(笑)
ちゅーわけで、床防護の無骨な緑のシート上でオケを囲むように配置されたスペースにて演奏。
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外タレのアリーナ席よねこれって。
それでも観客席とはまた違う臨場感が当然ありまして、オケの楽譜をこっそり覗き見したり、ホルンと第二が近かったのでその音を追いかけていたりとかしていました。

立ち位置確認してから(偶然?にも最前列だったのでメディア露出ありかも!という予告!)観客席にて1~3楽章を聞いている最中に「あれ?」と思う事が。
天井、なんだか妙にうるさいんです。
なんでトタン板が彷彿するんだろう?とオケ聴きながら思っていたのは、この天井に何かが当たる(?)音が、トタン板の屋根に雨が降る音にそっくりだったからです。
(トタン屋根をご存じない方はこのブログ読んでないわよね?(笑)もしわからなかったらぐぐってください)
それがとにかくうるさい!
風が落ち葉を巻き上げているのか、ずっとパランパラン音がしていました。
指揮者の西本さんもそれに気付いていてしきりに上を見上げられていて。楽器が一斉に鳴っている間はいいとしても、ソロとかだとすごく目立ってしまうのでなんとかならんのかなぁ、と思うほど。
そして「そうか体育館なんだよな」って思ったのが反響のなさ。
音がこの天井に全て(本当にすべて)持って行かれてしまって、自分の声すら聞こえないのでした…。
嗚呼コンサートホールの計算された壁天井って本当に凄いんだなぁと改めてしみじみ。
ドッペルフーガ辺りなんてもうff(フォルテシモ)でもわからなくてとにかくひたすら声を張り上げるしかなく。
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観客席側から見たオケ(と合唱参加席)。
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当日のコンサートの模様は、JFN系列の全国37局ネットで12月27日土曜日、22時から放送します。
ラジオなので特に私が見える訳ではないのですが、良かったら聴いてください。

それでも、やはり歌は楽しいのでした。
帰り道に一緒だった合唱団の方とプチ打ち上げしてきたのですが、次何を歌おうかみたいな話で盛り上がったりして。
三大レクイエムっていうのがあって、私はモーツァルトしか歌った事がないのですが(私がアンサンブルエテルナに入団する前年にフォーレを演奏しているので、その時やっていれば良かったとまた今更悔やまれる)まずは第九の他にそのレクイエムを歌って、それからそれから…と夢は尽きず。
憧れていた舞台へあがった事で一段落はしましたが、実はそこがまた先へのスタートだったのに気付きました。
まだまだ歌い続けます。