詩集強化週間終了

今週は詩集読んでました。

今まで詩集なんて千恵子抄しか買った事ないし、中原中也はなんか色々こじらせそうで避けていたのですが寺山修二とか先日(といっても半年前)ボードレールをお誕生日に買っていただいて読んだ程度だし大好きだりすぺくとだとか言ってる林芙美子ですら詩集は持ってない体たらく。
なのでどこから入ろうか悩んだ挙句無駄に本屋で買い物するのもアレなのですいぶん久しぶりに図書館へ行きました。
で、都合3日で8冊の詩集(草野心平はMOOKしかなかったので詩集じゃないよね)9名の詩人の作品を駆け抜けるように。

実家が読売新聞取ってたので馴染みのあった川崎洋さん(子供の詩の書評をやっていたので名前は知っていまして。この方自身が詩人だったとは知らなかったのでした)の詩がすごく良くて、谷川俊太郎さんなんて王道は今回借りなかった理由のひとつに「世の中がやったらイイって評価してるのあえて読んでもつまらん」だったので川崎洋さんがどれだけ有名か私はよく知らないのですが、そういった知名度で作品を測らずともいいものは良くて。なんていうの?その喩えが適切かつ音とイメージが目の前に広がるのと心に刺さってくるのと双方で作用しちゃうのでとにかくせわしない(としか言いようがない(笑))のでした。
堀口大学は(呼び捨て(笑))先のボードレールの訳もそうだけど、初めて知ったのはこれ
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だったのでどうも耽美な人という印象が強くってなかなか手が出なかったですが、出さなくて良かったねきっと!(笑)今だからこれだけ穏やかにいいねぇとか言えるけど、もし10代で読んでたらいい具合に恥ずかしい時代を送れそうだったわ(笑)
という風に言うというのも実際要素は未だに隠し持っている所為だとも思うんだけど(笑)

他にも色々借りましたが、「詩」とひとくくりにできないほど作風は著者それぞれ個性的で、滅多に浸からない世界をあえて覗いてみたのがとても新鮮でした。
短歌という文字数制限のある世界での言葉の捉え方と、自由であるが故に手がつけられないような広さに呆然となる詩と、同じ言葉を使って表現しているはずなのに出発も着地も全く違っていて。でもきっと悲しい歌は涙を誘い、愛の歌に頬を染め寂しさが吹き抜けるような感情は誰しも同じようにうけるような気がします。

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今年もあと半年ちょっと(気が早い?)。
半年後の演奏会に向けて先日合宿があったのですが、それとは別に資格を取るべく勉強も始めます。
ひとつは7月だったか8月だったかに試験、もうひとつは演奏会の翌々日。
とにかく身体だけは壊さないようにしないと。
丁寧な生活を送るよう心がけます。きっと。