奈良へ行ってきました。

GW前の平日、ギンリョウソウを見に行くのが定番になりまして。

今年は正直直前まで悩みましたが(仕事の都合上)、仕事に関して私の代わりはいくらでもいるけど、今年のギンリョウソウは今年見なければ生涯見られないわけなのだから、と働き始めてやっと理(ことわり)を覚え始めた程度の私が色々それなりに手を尽くし巧く「この日」を避けるように段取りして行ってきました。
やればできるじゃん!とか思いましたが、仕事がいきなり増えた手前少し頑張り過ぎたようで起きられるのか心配でした。
なんとか起きたものの、移動中は常に失神状態で頭痛が酷く最近抱え始めた胃痛もやはり自己主張していて、今までになかった体調の悪さでした。去年まではいくら寝不足だろうとも行きたくて楽しみにしていた事なので新幹線に乗った時点からテンションあがりまくりだったのですが、これが寄る年波というものなのでしょうか、本当に残念な体調でした。
という事で毎年上がっていた三輪山も今年は断念。
三輪駅から大神神社へ向かう参道を歩いていただけで息があがるほどだったので、これで登山(というほどの山でもないんだけど)なんかしたらきっと途中でバテて動けなくなるなーと思っての断念なので、気持ち的にはあがりたかったけど仕方なかったのでした。神聖な山に向かって、やっつけみたいな登山もよろしくないと思ったのもあったし…。

ギンリョウソウはまた今年も見ることが出来ました。
気が付いたんだけど、ギンリョウソウって同じところに生えないものなのかしら。
毎年生える場所が違うような気がします。見かけるタイミングにも依るのかもしれないけど、同じところで見た記憶がないので。というのも、去年掃除していた神社の方に聞いて見せてもらったギンリョウソウと今年咲いた場所がやはり違うのと、去年見せてもらったところは全く生える気配すらなかったので。そういう習性なのかしら。マツタケみたいに。
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大神神社~狭井神社(三輪山登頂の際に登山カード提出するところ。なんて言ったらバチあたりそうだけど)は、ほぼ毎年同じようなところに寄り同じようにぼんやりして同じ事を毎年思い、というなんか進歩のないループなのですが、春霞の大和三山はそれはもう格別で、ぼんやりと見える家々やビルの看板すらも飛鳥時代にあったものだと言われたら納得できそうな馴染みぶりで変わらないからこそ毎年見に来るのかと言えるのではないかとも思ったり。クエビコ神社手前の展望台からの眺めはそういったある種の郷愁みたいなものを感じずにはいられなかったりするのです。

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三輪山にあがらなかったので、前から一度行ってみようと思っていた室生寺と長谷寺へ行こうと桜井駅へ。駅まで来たところでちょうど電車が来て乗ったのですが、室生寺まで行かない電車だったため手前の長谷寺へ。
JR東海のCMで知ったこの長谷寺、長い回廊の柱に山盛り千社札が貼ってありまして、それがとにかく見たかったんです。
なのに全部剥がされていて。
すごいいいお寺だったのに、私個人的にそれだけが残念でした。
回廊以外は残してあったのですが、なぜでしょうね。貼りやすい位置だから浅草寺みたいになってしまうのの予防なのかしら。嗚呼ホント残念。シール千社札なんて世の中に存在するからこうなるのよ。ぷんすこ。

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でもって京都へ戻り八坂神社向かいのキーヤンスタジオへ。
今回初めて2階のスタジオ(実際にキーヤンが作業されるところ)を見せていただきました。
描き途中の絵も見せてもらったり、アシスタントの方が丁寧にキーヤンの絵の描き方とその手順や絵具の重ね方などを教えてくださって、本当に感激。「つい先ほどまでここ(スタジオ)にいたんですけどね…」と仰ってたのがホント残念でした。いつかお会いできるといいなぁ。
で、洛北にある全面キーヤンの立ち呑み屋(といっても椅子ありましたけど)へ行きました。
鯉の前で満面の笑みで呑むわたし。
キーヤンの筆遣いを味わいながら呑む酒はホント美味しかった。

いつものように駆け抜けた奈良京都でしたが、私にとって色々辛かった日常から少しでも抜け出して深呼吸ができたようで身体的にはしんどいけれども前向きに微笑むことが出来た「旅」でした。
そして私のために時間を割いてくれた方に本当に感謝。ありがとう。
今後、こうやって弾丸ツアーみたいな事はちょっと控えなきゃまずいなーと思ったりもしたけど(肉体的に)、気持ちはいつまでも「思い立ったが吉日」という自由を忘れないようにしていきたいと思います。