暦は春だけど

雪降ったし。びっくりしました。

節分といえば豆まきですが、私の家では…どれくらい前からかな、このお札を貼るのがメインイベントとなりまして。早稲田の穴八幡のお札、一陽来復です。
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このお札は大晦日から元旦に変わる瞬間もしくは2月3日から立春に変わる瞬間に、恵方の反対側に貼らなくてはいけなくて。恵方の反対側というのは、要はお札の文字が恵方を向いて貼られていることが大事ということでして。なので毎年コンパスを出してきて恵方がこっちだからその反対の…と夜中に両面テープ貼ったお札を持って待機しているのです。
今は恵方巻がずいぶん浸透してきたようですが、これって「初物は東向いて笑って食べろ」の派生かなーと思ったり。あと、かぶりつくという表現を(ちと思い当たらないんだけど)なにか縁起を担ぐ言い回しとかぶらせているのかな、とか。
太巻きを1本食べるって、ちょっと贅沢な行為っぽくね??って事で決まったんでしょうね。歴史が浅いという事と商売根性むき出し感が反感買ってるようなんですが、えんぎものなんだからそっと見守ってあげてもいいんじゃないかしらね。

閑話休題。

そんなことよりも、私の中で妙見が一段落したら取り掛かりたいことのひとつとして、「日本各地の風習の遷移を調べる」というのがありまして。
これね、別に今始めたって全然構わないと思うんだけど、なんでやらないかというと、ハマるから。もうその一言に尽きるのわかっていて。だって庚申塔の分別だって本当はやりたいんだけど、庚申塔なんてお地蔵様よりももしかしたら多いかもしれないし、青面金剛は庚申塔にカウントできるのかとか如意輪観音はどうすんだとか文字だけの石碑は年代で書かれてる事もずいぶん違うぞとか言い出したらきりがなくてとても一人でなんて出来ないからやらないしメジャーな信仰だから私が虱潰ししなくても先人方にお任せできるものなのであきらめやらないでいるんだけど。
で、いずれ調べたいなーと思っていたのが、「鰯の頭」。
柊鰯、って最近見てないでしょ。これのね、種類とかまつわる風習を調べて歩きたいんです。
どうして鰯なんでしょうね。から始まっていて。わたしの小さい頃の近所の軒先にはだいたい飾ってあって、しばらくすると柊が枯れて茶色くなってしまうんだけど、そのまま飾ってあったりしていて。
そういうのの、鰯の頭の数とか胴体はどうするんだとか柊の葉の数とか、その「意味」とか、色々。大雑把に言って節分の風習を網羅したい、というのもやれるならやってみたいところでして。
まだ妙見信仰が自分の中で納得いく形になっていないのでこうやって別のものに手を出すのはやめておきたいんだけど、久々に鰯の頭の話を聞いてああそういえば統計取りたいとか思ってたなーって思い出した次第でした。

関係ないけど、今年の冬からお世話になっておりますニベア。
ニベアってラテン語だったのね。
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