芸大オペラ/白夜/妙見本 感想

まいんちおうちのPC立ち上げてたとしてもなかなか腰据えて書けないもんね。

という言い訳なんだけど。
なんとか1週間終わってやっと現職場にも慣れてきた感じ。
随所に「借り物感」は残ってはいるものの。

さて、ダイジェスト。
先週末は芸大オペラ「秘密の結婚」を観てきました。
(実は当日喫煙所でお会いするまで千葉先生が振るんだとばかり思っていたというね)
わたしの所属する合唱団の方(有志)がヴォイストレーニングをされているんだけど、
その先生が出演されているということで、観に行ってきました。
あらすじはこちら。ネタバレというか、オチまで載っているので閲覧注意。
ドタバタ喜劇、というジャンル(?)なので非常に楽しかったです。
途中何度か「伯爵ひでぇ…」と笑いながら言ってしまうほど(笑)
女性3声では一番聞いてて心地よいなぁと思ったのが、エリゼッタ役の方かなぁ。
出演されている方々はみんな芸大生なわけですが、よくあんな長い曲を覚えてるなぁとめっさ感心。
話は面白かったし歌も演技も素晴らしくて、4時間くらいあったのかな?退屈しませんでした。
オペラって楽しいねー。

あ、そうそう書こうと思っていて途中で力尽きた感想があったのでこちらに一緒にしてしまおう。

久々の読了報告。
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やさしい女・白夜 (講談社文芸文庫) [文庫]

演奏会で歌う「愛そして風」の解説の際に例として先生が挙げられていた小説だったので。
(これは例として挙げたものの、「うーん、ちょっと違うかー」って続いていたんだけど。そのあとに「実は『潮騒』はあざといんだよね」と話が続いていまして、そっちを読み直すべきだったような気もしなくはないんだけどね。ドストエフスキー読んだことなかったので読んでみますた)
やさしい女の方は結局読まないまんまだと思うんだけど、「白夜」の感想。
あたしにゃわからん。
…実も蓋もない(笑)
最後ひどいなぁ…って思ったんだけど、それは男性目線であって、女性目線だとどう写ったのかなぁと思ったり。
先生がこの主人公が体験した事を「愛の疾風」と仰っていたのか?と思ったんだけど、これはなんか違うような気がしまして。年を取り振り返って懐かしむという恋愛ではなく、忘れ去りたい過去のひとつ…むしろネガティブなモノを更に負っただけかなぁ…とか。そんな感じでした。
だから「うーん、ちょっと違うかー」っておっしゃってたんだと思うけど。
確かに違いましたね。
そして、ロシア文学ってわたし肌が合わないんだなーって思いました。
感情移入しづらい。というかできない。
訳者の書き方にも依るのかもしれないけど、どうも激しい…うーん違うなぁ…熱い、も違うかな…という、何とも言えない温度差というか熱量の違い?でもないかな…と形容しがたい違和感のようなものを感じまして。
訳者のせいにしてしまうなら、別の方の訳を読んでみればいいだけの話なんだけど、そもそもの話の僕もそうだしナースチェンカもそうだし、感情の動きがわたしには全く理解できなかったのよね。結果として僕が悲しいなーとは思ったけど、そこに至るまでの僕に理解できないところもあって。もちろんナースチェンカなんてなんだこの女?だもん。最後の生臭い女らしさは「あぁこういう女いるいる」って思ったけど。

んでもういっちょ読了報告。
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坂本龍馬と謎の北極星信仰

す ご い ね 妙 見 信 仰
そもそもニア政治団体なところが出した本だからなのかもしれないけど、トンデモというよりも失笑に近い感じでした。というのも、龍馬ってあんま関係ないじゃんという内容だったうえに、(一部頷ける解釈もあったけど)天皇一族から抹殺されたと言ってしまうのはどうなのよ。あまり大声で言えない内容な感想になってしまうんだけど、妙見について書かれた本でこんなにひどいのは見たことがないかも。

火曜日は第九、水曜日はエテルナ、と連荘で合唱の稽古でした。
第九は千葉先生でなかったんだけど、改めて千葉先生って指導上手いんだなーって思ってしまったり(スミマセン)。
確かに発音も大事だけどさ、大事だけど、多分みんな練習には歌いたくて来てるんだと思うよ…。
って火曜日は不完全燃焼で、うーって唸りながら帰って。
なので翌日のエテルナではみっちりアカペラやって横隔膜使いまくって肺が熱持った?というくらい身体辛かったけどわたしとしては前日からのフラストレーションが解消されて大満足だったのでした。鴎、ちゃんと練習しよう。