バロック・スコラーズ演奏会/美術館ハシゴDay

最近得意なダイジェストにてお届け。

バロック・スコラーズ演奏会へ行ってきました

以前入団していた合唱団でアルトのパートリーダーをされていた方が、新しい合唱団へ入団しその演奏会へ行ってきました。
入団にオーディションがあってね、という高いハードルをクリアし挑まれた合唱団の歌声は別次元でした。
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バッハはクラシック初心者の私でもなんとなく「次のステージ」っていうのはわかるんだけど(ハードルが高いという意味)、その高さが「こうでなきゃバッハは歌ってはいけないのかもしれないなぁ」と思うほど完成度が高くて圧倒されました。いやきっと私なんかが「完成度の高い」なんていうのはおこがましいけど、でも本当に同じ合唱団で隣で歌っていた方が立ってるステージがこんなに凄いとは…と息を飲むほどだったんです。
合唱ってもちろんひとりひとりの技術のレベルも必要だけど「合わせる技術」っていうのもあると思うのでして、その「合わせ方」って結構難しくて。自分の声だけしか聞こえないのはもちろんダメだけど、周りに飲まれてしまうんじゃ歌う意味がないと思うし。そんな駆け引きみたいなのが、きっとこのステージ上では歯車のように合致していたのではないかと思います。ビシッと揃う気持ち良さって聞く方だけでなく歌っている方ももちろん気持ちいいわけですし、そういう気持ち良さを歌う醍醐味として捉えていないと合唱団としても上達しないんだろうなぁ、なんて思いながら聞いていました。
今回のロ短調ミサ曲は初めて聞いたのですが、なんか陳腐な言葉しか出ない私のボキャブラリーが泣けちゃうほど、「やっぱり凄い」の一言に尽きるようで。
こっそりとここ半年近くモテット集は聞いているのですが、なんていうか、オーロラみたいだなぁって思っていまして。実際のオーロラは見た事ないんだけど、きっと「(音も光も)織り成す」ってこういう事なんじゃないかなぁと。合唱って歌声の良し悪しが前面に出てしまうけれど、主旋律だけが音楽じゃないっていうのをモーツァルトで知り、バッハで納得した、というと大げさかしら(笑)でもそんな風に思っています。
クリスチャンでもないし合唱曲をたくさん深く知っているわけではないからホント雑な感想になってしまって申し訳ないと思っておりますが、「祈り」を私もいつか歌えるようになれればいいなぁと思いました。
Tさんお疲れ様でした。

フェルメールとレンブラント/ラファエル前派/ボッティチェリ

今年は個人的に来日・開催される展示に好みなものが多く美術館ハシゴに拍車がかかりそうです。
というわけで有給取って行ってきました。

■フェルメールとレンブラント

▼フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展
http://www.tbs.co.jp/vermeer2016/
もうね何よりも嫌で嫌で仕方なかったのがベニヤ板のような床。靴音が激しくうるさく(自分自身のが特に)気になって仕方なかった。これがなければもっとゆっくり観られたのになぁって思うんだけど。
フェルメールは正直、以前モーツァルトに抱いていた感想と同じようなものを持っていたため、あまり興味がなく。レンブラントが観たくて行った訳ですがレンブラントの「陰」をもっと推してくれても良かったんじゃない?って思うほどフェルメール尽くし(というか光線が見える絵を表に置き過ぎたという意味)でレンブラントの影はただの日向に対となる日陰の扱いにしか見えず。なんか悔しかったのでした。
でもってフェルメールの絵は初めて見たのですが抽象画と印象画のいいとこどりが絶妙だなーって思いました。これは印刷物や映像で観てもその良さはわからないと現物見てやっとわかりました。あんなちっさな絵にどうしてこんな奥行きと光があふれるのか。陰影が上手というものじゃなくて、本当にその絵に光がその方向から射しているとしか思えなかった。
朝イチで行ったためこの水差しを持つ女の前もガラガラでじっくり観ることができました。

■ラファエル前派

▼リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_raffaello/
いつぞやも観ましたが、ミレイの絵ってやはり迫力があって素晴らしいと思う。構図ももちろん好みなのでいつ見てもほれぼれとしてしまう。
以前別の展示でラファエル前派を観た時にのけぞってしまったロセッティという画家がいるんだけど、今回の展示にも2点出ていました。やっぱりのけぞりました(笑)というか今回ののけぞりは前回と別要素だったんだけど、ちょっとこの人私好きになっちゃったかも…と勘違いしてしまうほどひきこまれてしまいまして。その独特なタッチというか構成というか、そういったものに(笑)ミュージアムショップで本買っちゃおうか迷ったくらいだもん(笑)

■ボッティチェリ

▼ボッティチェリ展
http://botticelli.jp/
ヴィーナスの誕生とか有名どころは来てなかったけど、充実した展示で堪能できました。
3か所目だったので午後になってしまい人が多くゆっくり見ることが出来なかったのでまた開催中に行きたいくらい。
私はなぜか聖母子像というモチーフが好きで(特にかわいげのないキリストだったりするとよい)絵葉書買っちゃうくらいなのですが、ボッティチェリの描く聖母子像(タイトルに使われている書物の聖母)は色んなものが注ぎ込まれて完成したものすごい作品なんだなーって現物を観てしみじみ思ったりして。「水差しを持つ女」が光にあふれているのなら、この書物の聖母はカネが盛大に注ぎ込まれているようで。というとやらしく聞こえるけど当時のメディチ家からすればそう見られる事がきっと名誉だったんだろうなーって思います。有り余るほどのカネって、持ってみるとどうなんでしょうね。そういうバックアップのあったボッティチェリは恵まれていて才能を伸ばせたんだろうなと思います。
基本的に私はブッフェの底冷えする冬の外階段のような絵が好きなのですが、ボッティチェリの良さはそういう個人の好みを凌駕してしまうほどの画力なんじゃないかと思っていて。いや、かっこいい。楽しかった。堪能できてよかった。
そして東京都美術館恒例(?)のふれあいコーナー。今回は顔パネじゃなくてコレでした。
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「ボク(ボッティチェリ)と写真を撮ろう!」(笑)
周りに大量の修学旅行生がいましたが無視。ツーショット撮りました。

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長くなったのでこの辺で。
2/11に善光寺へ行った話はまた改めて。