いろんなかたち

三味線のお稽古中に気付いた事がありました。

骨の形です。
どうもね、上手く押さえられないんです。
人差し指と薬指を使う音があって、その両方を使おうとすると、どうしても片方が傾いてしまう。
両指とも棹に対して垂直に指先を当てて押さえたいのにどうもうまくいかない。
「先生、どうしても指が寝ちゃいます」と自分の手元と先生の手元を何度も見比べてみたんだけど、どうも様々な角度が違うようで。
親指の位置はこの辺ですね、とか、ここはもっとぺたっと貼りつく感じで、とか、最終的には手の大きさの所為?と先生と手のひらくっつけてみたけど実は先生の方がちっちゃかったりして、なんで先生みたいに二本とも指がキレイに垂直に押さえられるのー!と思って写真撮って比較してみました。
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これが先生の手。

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こっちわたし。

客観的に自分の指先を見て気づいた事が。
あ、指先の向きがおかしい。
なるほど、これか。そういうことか。
わたしの指先は、手のひらから垂直に伸びているわけではなくて、中指を中心に寄り添うように人差し指と薬指が曲がっているんです。
手を閉じると指先もぴったり閉じてしまうくらい密接に寄っていて。
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そういえば某ネイリストさんに(元気かなぁ)「えっちゃんは指曲がってるからモデルに使えないんだよねー」って言われた事があって、そんなもんなんだと聞き流していたのですが、意外なところで「指が曲がっている」事でうっすらとやりづらいと思うことが出てきてしまってちょっとびっくりでした。
先生に「骨の向きがまっすぐじゃないから指がどうしても寝てしまうみたいです!なるほど、これじゃ先生と同じようにやろうとしても出来ないわけだー」と1人納得。先生は先生で、「わたしはココ(左手の薬指と小指の根元辺りの筋肉)が発達しているからもう慣れてしまってるけど、きっと慣れてくれば上手く押さえられるようになるはず」とフォローしてくださって。
個性っていうと考え方や感覚だったりメンタルな方向のように思っていたけど、確かに身長も体重も視力も聴力も何もかも同じって人いないんだもんこういう指も個性のひとつなのよねと思うと、じゃあこの指で上手く弾けるコツを自分で編み出そう、という気にもなるわけで。

にしても昨日は「チリテレ」という音階に苦戦していて今左手の甲が筋肉痛です。