台東区、墨田区第九/雑感

他人事のように「よくやるよなー」って思っています。が。

■台東区、墨田区それぞれ主催の第九に申し込みました

エテルナを辞めてからコーラスジプシーと化して「歌いたい曲主体で入団」スタイルに転向してみることにしまして(合唱始めてからわかった事なのですが、まず「その合唱団に所属したい」という理由で入団する場合と、「今回演奏する曲を歌いたかったから」という理由で入団する場合があるそうでして。私の場合、前者はエテルナに入団した理由、後者は現合唱団に入団した理由に相当します。前者は演奏曲よりもその合唱団に所属することに意義があるわけで。後者は「その曲が歌いたい」だけなので次回演奏会の曲目に依っては退団する場合もあり。という訳で今回の演奏会が終わったら退団する予定なのです)9月の演奏会が終わったあとどうしようかと悩んでいて、オペラ申し込んでみたりもしていたのです。で、先日エテルナの先輩から今年も第九やるならこういうのも検討材料でいかが?と紹介されたのが台東区と墨田区の第九でした。
昨年末三越本店の大階段で演奏された第九を見て(現地では見てないですけど。澤原さんがソリストで出演されていました)うわーこれやりたいーって思っていたので、その団体に所属したいと思っていたところの紹介だったためこりゃさっそく♪といそいそ申し込んだのですが、人気があるそうで高倍率の抽選になるという噂を聞きムムムと唸っていたところ、墨田区の方なら一緒に申し込んでみる?と言われてお願いしました。
こんな気軽に申し込んでしまったのには、参加費の異常なほどの安さがあったからでした。
3年やったTFMの夢の第九、当日の席と練習参加で結構かかってしまっていたので実は毎年1月からちょっとずつお金貯めて8月からの練習に備えていたりもしていたのでした(笑)というくらい派遣母子家庭の身分ではクラシックやってくのってしんどいんだけど、その点さすが行政、夢の第九の席代にイロつけた程度で数十回の練習にも参加できるというね、ホントにありがたいと思いました。もし(果てしなく、もし)台東区の第九も当選しちゃったら年末までラテン語とドイツ語とフランス語を歌う訳ですが(あ、ラテン語は9月末までだけど)巧く掛け持ちできるよう切り替え頑張らなきゃと思っております。

▼台東第九公演
https://www.city.taito.lg.jp/index/bunka_kanko/torikumi/dai9kouen/

▼国技館5000人の第九コンサート
http://www.5000dai9.jp/

■料理人の姿勢

先日、宴の余韻がまだ残っていたのであっさりしたお昼が食べたいと思い、近場のお蕎麦屋さんを検索して訪ねてみました。ネットでの評価はランキング上位、店内の写真も落ち着いた雰囲気で昼時だから並んでいたら別の店にしようかという気軽さで暖簾をくぐりました。
席についてメニューを開いた途端に、座った席のすぐ背後に厨房への出入り口があったのですが、そこから60歳前後くらいと思われる女性の罵声が聞こえました。「なんでそのお湯勝手に捨ててんだよ!」
目がテン。
続く罵声。「どうしてそんなのもわかんねーんだよ!」苛立たし気に物を置くガシャーンという音も。
…えっと、どうしよう…。
座ってしまったしカンカン照りだったし生ビール呑みたかったし…と、とりあえずすぐ収まるだろうと注文したのですが、出入り口そばという立地条件の悪さ(?)で厨房の様子が手に取るようにわかってしまい。
事あるごとに怒鳴る女性の存在に食べ物の味がはっきりせずなんだか落ち着かないまま店を出ました。
以前もどこかの厨房が丸見えの中華料理で、目の前で店主らしき男性が若い見習い的な男性をクソミソに罵っていて(どうやらその見習い男性の発注ミスで何かの料理が出せないという理由もあったのですが)いくら美味しいと評価高くても私こんな罵り方をする男が創る料理なんて二度と食べたくないやって思った事があったのですが、それを思い出しまして。
いくら料理人として素晴らしい腕を持っていたとしても、厨房は密室じゃないんだからその気配って店内に漏れるものだと思うし、そういう事に配慮がないというのはサービス業として欠陥があると思います。
料理は味だけじゃなくて空間までもが料理だし、サービスとして提供されるものだと思うので、「客から見えてないだろう」と厨房で感情むき出しにするのは間違っていると思うし、社会人…ううん、大人として「他人を不快にさせる」って意識がないというのはどないじゃと思うわけで。
帰ってから食べログのコメントを見ていて納得だったのですが、味についての評価はいいけど「店員の態度が」というコメントが結構多かったのでした。そりゃそうだろう。そして(これ書くとわかる人にはわかってしまいそうだけど)その厨房で怒鳴っていたのはどうやら姉妹らしく顔がそっくりで(帰り際に厨房覗いたら言い合いしていた二人を目撃)。こんな不機嫌で嫌々仕事してそうな人に料理作られたくないなぁって改めて思いました。二度と行かない。