不覚にも。

一昨日の夜、派手にころびました。

先日買ったハイヒールがまだ足に馴染まず踵の靴擦れに眉をしかめながら駅前を歩いていたのですが、数段程度の階段のところでiphone眺めながら歩いていたため恐らく踏み外してしまいました。「あ」と思った瞬間にはiphoneは宙に弧を描きながら(こういう時ってなんでスローモーションになるんでしょうね。未だ鮮明に記憶に残るこの瞬間)跳びうつ伏せで地面へ。それと同時に私は腕にカバンをひっかけたまま階段下で膝をついてお辞儀しているような恰好になっていました。うつ伏せに落下していったiphoneの画面が何よりも最重要確認課題であるためそのまま立ち上がりihoneを拾って確認しましたが、カシャーンと厭な音がした割にヒビひとつ入っておらず(以前から一筋入っていたのを除く)無事でした。
が。
私の方は膝を打ち付けた上にすりむいておりまして、右膝は正面から見れば目立つほどのサイズの穴がタイツに開いてしまいました。うおーこれは痛い…と思いつつ買い物しようかと思っていたのを取りやめズキンズキンと脈打つ膝をかばいながら更に酷い歩き方で何とか帰宅しました。どんだけやらかしたんだ、とタイツ脱いでみてびっくり。タイツに穴が開いた右膝は10円玉サイズに皮がめくれているのですが、その皮結構分厚くて真皮が見えてしまっていました。こりゃ痛いわけだよ…とマ○ロンを振りかけながら傷口を洗ってめくれた皮を持ち上げてみたのですが、自分の膝が痛いというよりもその傷口の深刻さに気持ちが悪くなり(この辺心と身体の境目なのねきっと。おえっとなったわ)どうしようか、というよりもとにかく圧迫止血でもしておけばいいだろうとキッチンペーパーを畳んでテーピングで貼っつけてしまいました。
んでもやはりこの安易な止血では止まる事はなくキッチンペーパーはじわじわと赤くなっていき。仕方ないので息子に「自己治癒力を高める傷専用のシート」を買って来てくれと頼みました。あ、そうだ、イ○ンだとプライベートブランドで多分廉価版があったはずだからそっちを買ってきてくれと付け加えて。
買って来てくれた廉価版傷シートをさっそく貼ってみましたが、ジャンボサイズとありながらも私の傷口と膝という伸縮する部位での使用のため、屈伸によってシートの一部に速攻隙間ができそこから血がだらーっと出てきてしまいました。この時点ではまださほど痛さを感じなかったため、その隙間さえ埋めてしまっておいたら自己治癒力云々であっさり治るデショと上からテーピングで塞いでさっさと布団かぶって寝てしまいました。
翌朝また血が漏れたら嫌だなーと思って、本来の使用方法とは異なりますが新しいものに念のため貼り換えてタイツを履いて会社へ。日本で一番ラッシュの酷い電車のピーク時に近い時間帯に乗るため、とにかくカバンなどでこの傷口に追い打ちかけられないようにしないと…とそればかり考えて(以前左膝をケガした時に秋葉原の交差点でスーツケースにぶつけられてあまりの痛さに動けなくなってあやうく轢かれそうになったトラウマ有)とても周りには迷惑かけてしまったと思うけど妙な姿勢で色々防御してなんとか通勤をこなして会社についたのは良かったのですが、それから約3時間後。ふと右足を見ると、黒いタイツでも血が幾筋も流れて足首まで到達してしまった跡がはっきりわかる状態でした(笑)グループリーダーに事情を話し(とても気味悪そうでした(笑))慌てて薬局へ行き元祖傷専用シート(キズパワーパッド)を購入、そのシートのサイズを見て最初からこちらを買えばなんの問題もなかったのに…とトイレで溜息をついてしまったのでした。

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今回の失敗について学んだことをいくつか。
・歩きスマートフォンは本当に危険
・廉価版をチョイスする際は本当にその値段が自分にとって得になるものなのか熟考
 (たとえば独り暮らしの野菜購入時のバラ購入と1個単価が安い大袋との違いのような。その物自体の金額と価値の釣合いというか、で言いたい事わかってもらえるかすら)
・大は小を兼ねる
・鎮痛剤常備

大小様々な心労で寝つきは常に悪く寝不足が多いけど、傷口が痛くて眠れないというのは久しぶりに辛かったです。