インフルエンザ罹患/映画諸々感想

そろそろインフルエンザの時期も終わりになってきたところで戴きました。
発熱は発症からまる2日で鎮火、あとはウィルス拡散期が終わるまでの退屈な自宅謹慎が2日。
退屈な時間を布団にくるまり猫にipadminiを載せて映画三昧していました。
という記録です。

インフルエンザのどうこうは正直書いても面白くないので、ここぞとばかりに観まくった映画を。

■新仁義なき戦い

去年の個人的ベスト映画の続編というか、新解釈?というか。
前置きには原作をアレンジって書いてあったんだけど、どうも文太さんもっかい使ってヤクザもん録りたいってだけのような気がしてしまったし、ハジキ使わずに不戦勝でリーグ戦残ってったモン勝ち、みたいな印象が強くなってしまって、深作さんも最初のシリーズでやめておけばよかったのになーって感じで面白くなかったんです。文太さんのかっこよさだけが異常に際立ってしまっていて(かっこいいからいいんだけど)他がかすんでしまってバランスも悪い感じだったし。
二番煎じって美味しくないんだよね。そう思いました。

■スリーピー・ホロウ

ティムバートン好きとか言っておきながら観てなかったので(笑)
そしてジョニーデップのことよく知らなくてごめんなさい。これを観てやっとシザーハンズが彼だったという事に気づきました(笑)
薄暗い陰気な建物ってなんてティムバートンの映画に似合うんでしょうね。ダーク・シャドウも雰囲気すごくよかったけど、このスリーピー・ホロウも同じような(湿度は高くないんだけどなんだか『陰』の気を孕んだというか)気配が似ていて良かった。出てくる女性たちもみんな可愛いしキレイだし。そうか海外の幽霊って物質化してるんだなーって思いました。

■ドラゴン・タトゥーの女

この「ドラゴン・タトゥーの女」が例えばイモトみたいな眉毛だったらタイトルにはならなかったんだろうなぁ。と最後に思いました。
ストーリーの組み立て方は正統派推理小説の醍醐味が存分に味わえて原作読んだらきっと眠れない日々になっただろうなと。3部作ということで続き読もうかしら。まぁ、彼女は「非日常」なわけであって(たとえ仕事であっても)日常にはなりえないんだろうな。なんか殿方に対してそういう感情で見送った事を思い出したり(最後のシーンのところね

■グラディエーター

泣いた泣いた(笑)勧善懲悪が気持ち良くて後味悪くなくて良かったし(笑)悪い人はとことん悪くなきゃ面白くないし、善い人は何をやっても称えられるようになってるのね。
しかしキリスト生まれてから180年であんなコロシアムなんて作れるほど人間って進歩して…今から200年前って江戸時代か!!江戸時代から今を考えると作れるわ!(と今改めて納得)ローマってすごい。嫌いになりそうなほど威圧的で毒々しさが魅力的まるでファム・ファタールのよう。

■ロードオブザリング

この後に「二つの塔/王の帰還」も観ました。えぇ、ぶっ通しで。9時間(笑)
ロードオブザリングとハリーポッターどっちにしようか迷ったんですが(両方とも全く観た事がなく話自体知らない)短い方で(というチョイスですみません)こちらに。指輪物語って原作があるんでショってくらいの知識しかない状態で観たので、これだけ長い時間を常にハラハラし続けられて本当に疲れました(笑)だって数編に分かれたらだいたいどこら辺までかはなんとなく知ってたりするわけじゃない、それが何にもないんだからどうなるかも誰が出てきてどうなるかも全くわからなくて。
今朝から先ほどまで観てたんだけど、最後泣きながら「タイトル『庭師サムの大冒険』にしてやってよーサムぅぅぅぅぅ」と独り言ちておりまして。だってあいつ役立たずじゃん。なんてとにかくサムの功績に感涙しておりました。
というのは置いておいて、とにかく面白かった。食わず嫌いじゃないけど、もうファンタジーを素直に楽しめない気がして(どうしても物語のアラを探してしまうの。あぁここ設定のツメ甘くない?とか。そうやって冷めた目で冷静に観ようとする自分がどうしてもイヤで)観ないようにしていたんだけど、ちゃんと楽しめたなぁと。
小さい頃から散々読んでいたため「ナウシカとかぶる」と思うところが多々あって。どちらが先かはわからないけれど、それはきっとファンタジーに共通する空気なのかもしれない。面白かったのでまたこうやって1日ぽっかり空いてしまったら観たいと思った。

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さすがに7本も観たら疲れました。
この二日間で色々観て思ったのが、

・如何なる時も冷静な判断力を持つ
・長距離走れる体力をつける
・刀振り回せる腕力を
・馬にも乗れるように

以上です。
いやいやウィルス脳には回ってませんからご安心を。
平熱自宅謹慎中なのでとりあえず筋トレしておきます。