転職しまして。 の、その後

色々想うことが多かった1週間でした。

派遣社員というのは感覚的にドライな立場だと私は思っています。
誠意と熱意をもって仕事と向き合ったとしても、「この会社の一員ではない」という一歩引いた感覚が常にあったりしまして。素晴らしく精度の高い仕事ができたとしてもその成果は私に還るものではなく。もちろん直接的な評価につながったりも(マレにありますがほぼないと言えるかと)ありません。あくまでも、「ここに派遣されてきたひと」であるわけで。
どれだけ長く勤めても部内社員と給料日が違ったりボーナスなかったり医務室使えなかったり入れる場所が限定されたりと日々それなりに区別がありまして(差別ではないです、区別です)、そこで色々と実感するものがこれだけ良くしてもらっていてもあったりします。そうやって区別を感じていながらも普段は部内の方々との仕事だったり交流だったりでなんとなくうやむやになっている事もあったりするのですが、「あ、そうか」と私が『何か』から引き戻される(というか思い出される)のは、派遣元からの電話だったり担当営業さんの来訪だったり、就業に関する事務的な手続きが発生した時が一番多かったです。
「お世話になっております。○○派遣会社の■■ですが、弊社派遣の△△はおりますでしょうか」という電話を受ける時がなんというか、寂しさに似ているような何とも言えない感覚にとらわれたりするのです。きっとそれは、普段はそういう区別を第三者から感じさせられないから巧く溶け込んでしまって見えていないだろうとタカをくくっていたのを「そんなことはない」と冷静に摘み上げられて見つけ出されてしまった気恥ずかしさから発するようにも思っていて。

今回の契約で何よりも嬉しかったのが、以前の部署の時に業務サポート担当だった方がたまたま今回も担当だった事でした。
保険関連の手続きで本社へ行った時、私の担当の方の名前を聞いて「ホントですか!!!」と言って窓口の方を驚かせてしまったほど。さらに契約初日に派遣担当営業の方が「今回の契約、サポート担当にヲカさんだって言ったら彼女とっても驚いて何度も名前見直して『同姓同名じゃないよね?』って言ってましたよ」と笑っていました。
そんな契約開始を経て一昨日、勤務開始後の様子伺いという名目でそのサポート担当の方と面会がありました。
約1年半振りにお会いした担当さんは、トレードマーク(と勝手に思っていた)髪型から随分変わってしまったけど、満面の笑みで私を待っていてくれました。
お久しぶりです!とお互い深々と頭下げ合いました。
「あれから(前回の契約終了のことね)」の経緯を話し、私がどうして戻ろうと思ったかとかそんな事もぶわーーーーっと必死になってしまったのですが、担当さんはうんうんと聞いてくれて。ひとしきり私が話したあとに「こういう『縁』を感じると、私も長く勤めていて良かったと思うんです。きっとこうやってまたお会いできたのも縁なんですよね。前向きに頑張っていらっしゃったからのステキな縁だと思います」と言ってくれて。こうやって再会を本当に喜んでくれて、私も涙出そうなほど嬉しくて。
あの時、この担当さんも仕事とはいえ辛かっただろうなぁと思います。最後まで次が決まらなかったの私だけだったし。そんな心配と無念とがしばらく在ったんだろうなぁと思うと、こうやってまた会えた事は本当に感慨深いだろうと思います(めっさ他人事のように書いてますが、仕事みつからなくて一番困ってたの私だけどね。ハハハ)。もちろん私も本当に嬉しかったし、以前居た会社とはいえ業務も部署も初めてのところなので別会社って言っても過言ではないと思う状態に、支えとして居てくださるのは本当に心強く。ありがたい限りです。

今週からやっとグループの皆さんと同じ環境になり教えてもらいながら少しずつ頑張っています。
結構手ごわい感じだけど、覚えるまでが辛いだけであってそこはすぐに乗り越えられると言い聞かせながらいます。
色んな方に支えてもらってるしね。だいじょうぶです。

***************

先週の記事で紅茶割が云々というバイト先での話を書きましたが、ママの好意でノンカフェインのそば茶が入りました!(笑)
こちも本当に気にかけてくださってありがとうございます(笑)
そば茶、焼酎を割ると独特な甘みがあって結構美味しいです。甜茶ほど甘くはないのでゴクゴクいけます。おかげで昨日は寄り道もせずまっすぐ帰宅し化粧落として白湯飲んでお布団へ直行です。しっかり眠れました。