ウフィツィ美術館展

絵を観に行くのって結構久しぶりなような気がしますが。
演奏会前に上野へ行ってきました。

▼ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで
http://www.tobikan.jp/exhibition/h26_uffizi.html

IMG_4379
このケンタウロスの表情がなんともね。

美術館へは土日行かない主義なので(だって混むんだもん)お休み1日取った昨日の午前中に久々観に行ってきました。
混むのが嫌だったのにも関わらず音声ガイドをちゃんと耳に当てられないお父さんお母さんだらけでうるさかったので辟易。ホント漏れてくる音声ガイドうるさい。骨伝導システムに変えてくれないかしら。

個人的には精密で本物そっくりに描かれる絵というのには興味がなくて(じゃったら本物でいいじゃん、と思う)作者の目を通した(魂が筆から零れ落ちてカンバスに沁みていくような)絵と向き合いたいと思っていたので、どうも今回の展示は「技術の向上」に視点が行ってしまった絵が多かったように見受けて少し残念でした。
そういう視点で絵を観てしまうと、きっとこういう宗教画って向いていないんだと思うんだけど、レクイエムを2曲(といっていいのかわからんけど去年はジョン・ラター、今年はモーツァルト)歌ったことでよりキリスト教が間近になったせいというのもあるのかもしれない。宗教画でも、その経典に則った描写をただ書き写しただけのようなのもあるけど、そうでないオリジナルな何かが見えるものが好きなのだとよくわかった。そう、オリジナル。でもオリジナルを追求してしまうと原典からは離れていってしまうし難しいところ。そこの鬩ぎ合いが巧く(上手く、かな)できるようになれたら素晴らしいと思うんだけど。
それにさ、ボッティチェリがって書いてあってもヴィーナスの誕生とか来なかったし。余談だけどこのヴィーナスってイラレって認識よね未だに。

東京都美術館は以前エルグレコを観に行った時にも撮影スペース(パネル)が設置してあって写真撮ったんだけど、今回はカオパネ(パネルの人物のところの顔がくりぬいてあってそこから顔を出して撮るという観光地によくあるアレです)があったのでさっそくやりました。

IMG_4381 IMG_4380

図録は買わなかったけど、デザインが百合の紋章だったので図録用トートだけ購入。
トートって使い勝手悪そうと思いつつも3つ目になってしまった。今度こそちゃんとしたトート(ちゃんとしたってなんだ?)が欲しいなぁ。
IMG_4402