「ショスタコーヴィチ生誕110年記念コンサート」終演しました

入団してからのお付き合いだったロシア語とも一旦お別れです。

聴きに来てくださったお客様、このコンサートのために尽力戴いた皆様、
右近先生、渡辺先生、早川先生、オケの皆様、ありがとうございました。
とても素晴らしい演奏会だったと思います。

今年はドイツ語に専念する年にしようと「ドイツレクイエム歌う合唱団」を探して入団した東京トリニティコールですが、もっぱらこの2か月ほど見慣れないキリル文字に苦戦しまして昨日の演奏会だったわけですが。
ラフマニノフの晩祷をやるよと言われて初めて聴いたのですが、そのモテットとも違うアカペラに引き込まれてしまいました。
なんて美しい歌なんだろう。
最初の印象がまずその美しさでした。
渡辺先生が初めの頃仰っていたロシア語の柔らかさ、ロシアという国のイメージとは少し違う言葉の響きが今まで習ってきた言語と明らかに違っていて不思議でした。
にしても(私には)演奏会までの期間が短かったためその語彙や発音、文字のひとつひとつについて掘り下げる事が出来ず正直悔しさが残っています。
もっと晩祷については言葉ももっと噛みしめて歌う事ができたらと思いました。
今回は全10曲のうち3曲を歌いましたが、いつか全曲歌いたいです。

そしてラヨーク。
楽譜戴いて序文読んで楽譜にふられた訳詞を読んでの印象が「なんじゃこりゃ」でした。
こんなの真面目にやるつもりなのかしら。と最初は思ったのですが。
今回のオケ「アンサンブル大地」の方が書いてくださった解説(wordが10Pほどの文量でした)を読んで一転。なるほど、「皮肉」なのか。
そこからショスタコーヴィチをぐぐったのですが(遅いのよ反応が私)、とても興味深い作曲家でした。
練習や演出を確認するためにyoutubeにあがっているラヨークを色々見ていたのですが、正直、「私たちが演るラヨークが一番滑稽なのではないか」と思いました。渡辺先生が様々な役を演じるのですが、そのサマがまた大げさに表していて。
いつぞや息子と晩御飯中にラヨークを見ていたのですが、「今回私たちはね…」とその映像と今回の演出の違いを説明していたら突然「なんだよ早く言えよ!仕事休んで行ったのに!」とキレられる始末。こんなに面白いなら観たかった、と。
そうだよねー、きっと動画撮るはずだからそれ待っててね、なんてなだめたのですが。
録画なしだなんて…。
ということで日本ではオケでの演奏初だったのにその舞台は録音のみとなりました。
(この録音もきっと公開しないレベルのものだと思われるし)
うーん、残念!

打ち上げではオケの方ともお話ができまして楽しかったです。
私が座ったテーブルは私含め5人だったのですが(合唱3名バイオリン2名)、うち3名がロシア訪問経験ありでした(笑)
すごいなぁ、さすがショスタキストの集まりだわ(と勝手な解釈)。
色々そんな話からロシアの作曲家の話を山盛りして、ほどよく酔っ払って色んなテーブルへ行ったりしてもやはりロシアな話で盛り上がっていて、今まで私の周りにロシア好きな人が皆無(本当に皆無)だったので非常に新鮮でした。
ショスタコーヴィチが「形式主義」と言った(正確には違うけど)音楽から改めて演奏会後「革命」を聴きその衝撃に打ちのめされてしまって私も東側へ行ってしまいそうな気配です。

(´д`)←最近この顔文字が「だぁ」と読めるようになったし。

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しっかしマトリョーシカ多いね!
先日(ずいぶん前だけど)の合唱練習の時にも受付テーブルにマトリョーシカ乗ってた気がするし。
日本でいえばコケシのようなものだと認識してたんだけど…。

そして今回初めて黒ブラウスで歌いました。
胸元だけフリル満載なので、スカートもフリル欲しいなぁとか思い始めてしまってどうすんのよわたし。
コーラススカート新調したいなぁ。